農業と植物科学

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2/25 久しぶりの農業ニュース

ニュース

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①中国:チリの企業が1,800箱のチェリーを中国に寄付

②アレルギー:ニッケルとヒスタミンを含まないトマトとイチゴ

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中国:チリの企業が1,800箱のチェリーを中国に寄付
Garces Fruitは、チリにある最大のチェリー農園であり輸出会社である。Garces Fruitは上海保健所に1箱5 kgのチェリーを1,400箱、上海市の金山区衛生委員会に400箱を寄付した。全体の価値は約65万元[93千米ドル]。現地のパートナーである上海IVCSUN Industrial Developmentは、この寄付の現地手配を支援した。また、Well Fruitは、目的の病院に果物が無料で到着するようにした。

Chilean companies donate 1,800 boxes of cherries to China

日本では・・・

富士フイルムホールディングス→肺炎検査に使う医療診断機器や事務用のプリンターなど総額700万元(約1億900万円)相当を寄付。キヤノン→コンピューター断層撮影装置(CT)寄付。トヨタ自動車→医療用品の購入費用として1000万元(約1億5600万円)の義援金を中国赤十字会に送る。ホンダ→1000万元を湖北省赤十字会に寄付する。日本航空→防護服3000着を寄贈する。新型肺炎で日本企業の中国支援が相次ぐ 物資届かない問題も発生 - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト

感想:パニックの時に高級品のチェリーを食べれると少しは気が休まるのかも。日本では機械とかが多いのかな。

 

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アレルギー:ニッケルとヒスタミンを含まないトマトとイチゴ

イタリアのFruitHydroSinniのブランドでニッケルとヒスタミンを含まないトマトとイチゴを販売している。

New allergen, nickel and histamine-free strawberries and tomatoes

https://fruithydrosinni.it/en/

なぜ、ニッケルやヒスタミンフリーの作物をつくるのか?

ヒスタミンヒスタミンは体内にあるアミノ酸のひとつで、免疫系の伝達に関わる物質である。また、体内で痒みを引き起こす原因物質である。また、トマトはヒスタミンを多く含んでいるため、ヒスタミンを分解する酵素が弱いと皮膚に痒みが出ることもあるらしい。

トマトでアレルギー症状が出ることも 気をつけるべき人は?

 ニッケル:金属アレルギーの原因として知られている。金属アレルギーの人は食べ物の中の微量なニッケルに反応して皮膚が痒くなることも。

チョコレートで皮膚がかゆくなる? アトピー性皮膚炎と高カカオチョコの意外な関係 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

多くの植物で組織内にニッケルが含まれているが、一般的に重要な生理的意義を持っていないため、必須元素ではない。しかし、複数の植物(トマトやダイズ)においては生育の増進などが見られる。

トマト, ダイズの生育に及ぼすニッケルの影響 : ニッケルの植物栄養学的意義(第1報)

感想:イタリアではトマトを大量に食べるからニッケルやヒスタミンフリー必要なのかな。しかし、大量に食べなければ気にする必要もないし、アレルギーやアトピー性皮膚炎の治療のための食事制限は、現段階で科学的根拠が不十分であるらしい。でも、気になる人は試してみるのもいいかも。