無花粉スギ
感想:この時期は花粉症がつらい。近年、「無花粉スギ」と呼ばれる雄性不稔で花粉を出さないスギが注目されている。しかし「無花粉スギ」が植えられている面積は0.3%以下にとどまっている。なぜなら品種開発が進んでいないからである。これはスギの多くの品種で雄性不稔の個体を見つけ品種改良をするのに時間がかかるためである。今回の研究では、雄性不稔の原因遺伝子を同定し、DNA解析による識別方法を開発した。これにより、品種改良の時間を短縮することができ無花粉スギの普及につながる。
https://www.fnn.jp/articles/-/8019
今回の研究は特許取得のため、たぶん遺伝子についてはオープンにされていないと思うので、どの遺伝子かわからない。しかし、今回の研究で花粉症がラクになるといいな。また、近年では植物の雌雄異株植物のメカニズムが解明されつつあるので雄しべ、雌しべに関わる遺伝子を使ってユリとか花粉が少ない品種が出てくるだろうな。