中国特集~野菜と果物~
今日の特集
春節ということで中国の農業ニュースをピックアップしました。
ウイルス:武漢では野菜と果物卸市場はまだ開いている
2019月12末に中国政府は新型コロナウイルスの発生を発表した。この新型コロナウイルスは、武漢の鮮魚市場で発生したと考えられている。感染者や死亡者数が増加しているため、武漢への交通を閉鎖しウイルスの拡散防止を行っている。しかし、果物や野菜市場など他の卸売場市場は今まで通り営業している。春節向けの注文にも対応できている供給量はあるという。
感想:このような状況では、売る人も大変だろうな。
リンゴ:今年のリンゴの出来は?
2018年は、多くの生産地域が異常気象に苦しみ、生産量が全体的に減少した。2019年は天候が安定していたため生産量は、通常に戻った。しかし、品質が例年に比べて低い。そのため市場でのリンゴの人気に陰りが見られる。
リンゴ:フジリンゴは中国市場で人気を集めている
フジリンゴは他のリンゴの1.6倍の価格になる。フジリンゴが人気な理由は、他のリンゴより美味しい、甘い、食感が良い(クリスピー)こと。また、貯蔵に耐えれることも人気の理由である。中国の Huaniuリンゴは、美味しいが室温での貯蔵には向かない。
税関:春節期間中の24時間営業の上海税関
春節のため上海の輸入果物市場は混雑している。春節を祝うため世界中から新鮮な果物などが続々と空輸や海運で運ばれてきている。上海税関によると先月と比較して輸入果物量が81,900トンで46.18%上昇、金額では2億1000万ドルで226.75%上昇している。24時間体制で対応している。
輸入:2019年に13の果物品種が承認され合計200以上に
中国への輸入が承認された果物品種の数は、2019年に急速に増加した。12の国と地域から13の新しい新鮮な果物品種がリストに追加された。 2019年に登録された果物には、フィリピンのココナッツとアボカド、タジキスタンのレモン、ベトナムのマンゴスチン、エジプトのナツメヤシ、スペインのテーブルグレープ、ポルトガルのテーブルグレープ、パナマのパイナップル、メキシコのバナナ、コロンビアのアボカド、チリのセイヨウナシ、アルゼンチンのチェリー、カンボジアのバナナが含まれていた。これにより、許可されている新鮮な果物の種類が24か国から200以上になる。