1/3 世界の農業ニュース
世界の農業ニュース
環境：気候変動により果物と野菜の収量が3分の１減少する
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究によると、ブドウやバナナなどの果物の収量が気候変動の影響により収量の3分の１近く低下する危険がある。2つの大きな要因は、海面上昇や高潮によって引き起こされる降水量の減少と水中塩分濃度の増加である。また、この論文の研究者の一人であるScheelbeelk教授は、昨年に野菜でも同様の研究を行っており気候変動の影響により収量の3分の１が減少する可能性を示している。
中国：温室で海藻を栽培
中国の天津に高さ11メートルで面積4,576m^2の温室を建設中である。海藻が栽培される予定で、海藻に適した環境で通常の温室よりも25%収量が高くなると予想している。
感想：海ブドウの養殖と同じようなシステムなのかな？
ミミズ肥料：有機性廃棄物からバイオスティミュラントまで
ミミズ肥料は130～150日かかり複雑な過程を経て製造される。また、有機肥料だけでなくバイオスティミュラントも製造できる。現在、有機栽培が注目されており、今後は有機性廃棄物100%から作られるミミズ肥料が注目される可能性がある。
イスラエル：農業被害が7,700万ドル
イスラエルの農業被害は7,700万ドルになった。過去5年の農業被害は2010年～2014年と比較すると45.5%増加している。 Israel's Insurance Fund for Natural Risks in Agriculture (Kanat)によると気候変動が作物に影響しており、今後もさらに悪化してくると予想される。
ナミビアと南アフリカのブドウが昨年より売れている。価格は13.50ユーロ前後である。また、プラスチック削減の傾向はブドウの包装にも影響しており、トップシールパックでの輸出が増えている。この会社では、40~50%のブドウをクラムシェルパックで、30～40%をトップシールパックで輸送している。
