12/27 世界の農業ニュース
育種
狭い場所で育つ新しいトマト
新品種のLippmanは長いツルが無く、花束の様にトマトが生る。そのため、都会や宇宙船など狭い空間でも栽培できる。また、約40日ほどで収穫ができる。
このトマトはゲノム編集技術によってつくられ、栄養成長から生殖成長へ切り替えに関わるSELF PRUNING (SP) 遺伝子、植物のサイズに関わるSP5G遺伝子、茎の長さに関わるSIER遺伝子に変異を加えることによって栄養成長期間と茎の長さを短くすることが可能となった。
近年、農地の拡大による地球温暖化への影響が懸念されている中で、解決策として狭い場所でも収量が高い作物が注目されつつある。
今後は、トマト以外の作物でも期待されてる。
感想:便利なトマトだな。キュウリとかスイカとかで出来たらいいな。
世界一辛い唐辛子を作る人
ギネス世界記録により最も辛い唐辛子に認定されたキャロライナ・リーパーを作った人の話。唐辛子への情熱を感じる動画。
感想:凄いなってなる。
ビジネス
インドでAmazonが生産者から農作物を買う
Amazon Retail Indiaはインドのプネでパイロット・プロジェクトを実施している。このプロジェクトでは、地域の生産者から新鮮な農産物を購入し、新しく作成したコールドチェーンハブに保管する。その後、オンラインをプラットホームとして新鮮な農作物を販売する。
もし、このパイロット・プロジェクトが成功すればインド全土に拡大する予定。食品を購入する顧客の最大の顧客内シェア獲得を目指している。
コールドチェーン:生鮮食品や医薬品などを生産・輸送・消費の過程の間で途切れることなく低温に保つ物流方式。
プネ:インド西部のマハラシュトラ州にある広大な都市。
感想:インドはたぶん人口の半数が農業に関わっているから、多くの人がこのシステムを使うことになるかも?