12/16 海外農業ニュース2個
①Growing number of Chinese horticultural companies bring in foreign technology
第18回China Greenhouse & Horticulture Industry 会議が貴陽にて開催された。
海外の技術を持ち込んだ中国企業が増え、多くのサービス提供できるようになってきている。今後は、海外の技術を地域に適応させていくことが必要だ。また、海外への輸出ではグリーンハウスの建設を中心としてタイやミャンマー、ラオスにサービスを提供し利益を得ている会社もある。
②Good Weather Boosts Struggling Potato Industry
https://agfstorage.blob.core.windows.net/misc/FP_com/2019/12/13/Chinpo.pdf
2019/20年の市場では、中国のジャガイモの豊作が期待され、ジャガイモの生産量は前年より5%増加すると予想されている。約98,000,000トンになる予想。これは、天候が良かったためである。
ジャガイモの世界の生産量
1位 中国 97,398,500トン
2位 インド 46,011,000トン
3位 ロシア 30,348,886.5トン
4位 ウクライナ 21,979,255トン
5位 アメリカ 20,019,710トン
(FAOSTAT 2017年)
中国では、食用ジャガイモの輸入は行っていない。
冷凍のフライドポテトの輸入については、アメリカから多く輸入しており今後は追加関税により10%ほど減少する見込み。
輸出では冷凍フライドポテト輸出がアメリカからの輸入量が減少することで約10%減少する予想。中国は、アメリカから輸入した冷凍フライドを再梱包して日本に輸出しているため。
中国のジャガイモ産業はいくつかの課題に直面している。
・作付面積の減少
・ジャガイモは主に急勾配な畑で栽培されているため機械が入りにくい
・労働コストが上昇、生産コストの50%を占める
・貯蔵方法が十分でないため供給と需要のバランスが悪い
・育種が進んでいない。しかし、2018年に“Better Potato Plan” を立ち上げゲノミクスやバイオテクノロジーなど合成生物学を用いて品種改良を活発化させている。
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https://spc.jst.go.jp/news/181002/topic_3_02.html